ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

zartstyle

ZART STYLE MONTHLY (C)All Rigts. ZARTスタイルマンスリー電子版2014年7月号ZART スタイルマンスリー電子版ZART STYLE MONTHLY (C)ALLRights。⑨ 2016 DEC.MONTHLY電子フリーマガジンさて、そんな話は、実はよくする話なのだ。ここからが今日の話。さて私もジャズをやってみよう、たまたまライブ行ったらミュージシャンがカッコ良かった、こんな素晴らしいものが世の中にあるのなら、オレも挑戦してみようと思ったとする。昔ちょっとピアノならした事があるから、楽譜があれば弾けるだろう、と。楽器屋行ったらウイントン・ケリーのフルコピー譜があった、コレこのまんま弾けば伝説のケリーになれるじゃん、よし練習して、ケリーになるぞ、と一念発起し頑張って楽譜どおりに弾けたとする。自信満々でステージに上がって、弾いて、その録音を聴いてみると、なんじゃこれは!?と。なんじゃこのちいちいパッパは!聴いてビックリするのはまずもって本人なのだ。どう聴いても、ちいちいパッパにしか聴こえない。自分の演奏を始めて聴いた時のこの可笑しさ、ちいーーーちイーーぱっぱああとすずめのガッコの先生だって、こんな惨めな演奏はせんだろ、と、そんな許しがたい、紛れも無い自分の分身が録音に克明に残されているのだ。他にだれもいなきゃあ大笑いの後の大号泣だろうシロモンだ。全く同じ音を弾いているのに、弾いているはずなのにかたやウイントン・ケリーはもうこの世のものとも思えぬゴキゲンさ、誰もが爽快感を味わうサウンドなのに、かたや俺は、何と情け無いことよ、ズズメのガッコを出ちまったばっかりに、ちいーちいパッパあ、としか歌うことのできない身体になってしまったじゃねえか、と恨んだって後の祭りである。