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概要

chiisanamachi

112雄川堰と桜並木に沿う町並みは、敷地の広い農家が連続する。道路に妻面を見せる白壁と大規模な母屋が印象的である。「城下町小幡」として、雄川堰・桜並木をはさむ美しい町並みと武家屋敷・藩邸跡・楽山園など、―体を伝統的建造物群保存地区※9にしようとする動きもあったという。●「私の孫だよ」と案内してくれたおばあさん雄川堰沿いは遊歩道が整備されている。中心街から少し歩くと畑地が開けてくる。土の匂いがする。はずれにある織田宗家七代の墓まで歩いていこうと道を確かめたところ、「近くまでいっしょに行ってあげる」と案内された。年のころ70半ばだろうか。ゆっくりした歩幅で民家と畑が連続する小道を歩いた。道行く人にあいさつを交わしながら、時に立※8 毎年4月に「城下町小幡さくら祭り」が開催されている。今年で第20回を迎え、甘楽町発足45周年記念事業として、由美かおるをゲストに平成16年4月11日(日)武者行列のイベントがあった。※9 市町村が条例により伝統的建造物群保存地区(伝建地区)として「決定」し、国(文化庁)が重要伝統的建造物群保存地区として「選定」する。国が選定した地区を通称「伝建地区」と称している。市街地を外れると畑地が広がり、一転して農村風景に変わる。群馬県は養蚕が盛んだった。三連の越し屋根はその名残か?