ブックタイトルchiisanamachi
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138[前ページ:御所(奈良県)からつづく]町家の良さとは、ひとつは「もったいない、ご先祖様ありがとう」である。ふたつ目は「町家はかっこいい、粋な生活ができる」ということ。みっつ目は「絆がもてる」ということ。個人の私的な空間でありながら、共同空間でもあり、集会所的な面ももっている。非常に公私があいまいな空間でもあるから、地域の絆がもてる場となるのである。玄関横の8畳間には近所のおばちゃんがいっぱい集まってきて「勝手にお茶飲んで帰りはるんです」と御所まちに寛政4年(1792)建築の民家を実家にもつ中井将一郎氏は語る。もう一つの絆に家族があるという。仏壇のある部屋はお盆の時しか使わないし、正月になれば奥■Chapter 12井波いなみと城端じょうはな(富山県)寺内町を起源に隣接する2つのまち