ブックタイトルchiisanamachi

概要

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14場を迎え、この年は非常にタイムリ－であり、この年なら支援してくれる住民も盛り上がり、この年でなければ鞆にとって意味がないという考えがあったのである。ここ10年くらいの全国町並みゼミは行政の大きな支援があり、市民と一体になってゼミを運営する進め方が通常になっている中、松居さんは行政の協力はまったく得られないと判断していた。実際、協力が得られないどころか、開催が迫ると目に見えない圧力がかけられてきたのである。福山市内の公民館･学校などへ大会への機材貸し出し等はしないことというチェックが入ったり、合宿舎を学生ボランティアのために借り受けることになっていた高校から突然キャンセルされるという事態もあったのだ。文化庁・国土交通省中国地方整備局･環境省など国の機関が後援してくれる中、福山市・広島県ともそれを拒否した。しかし、このことは結果的には鞆港から見た弁天島と打瀬舟