ブックタイトルchiisanamachi

概要

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147通するが、出丸町と大工町の町筋は、東町とも西町とも食い違いを見せている。これはそれぞれの町筋の成立時期とも関連すると考えられる。もともと東町を軸線に荒木氏の城館が現在の大工町にあり、善徳寺を招致したことにより東西の軸線ができ、前田氏の領有になり荒木氏の城館が廃され、大工町が形成されることになる。城端は南北に長く東西に短い台地上に６町が成立し、南端に新町、段丘下に東新田町・西新田町の新しい町が江戸期に形成されたといえる。●坂と小路のまち・城端国道304号が出丸町・西下町・西上町・大工町・新町を貫通するように拡幅され、さらに善徳寺の参道である東西道路も街路拡幅されて、江戸時代の町並みと門前町の風格が消えたと感じる城端の現在である。城端・東下町の町並み。歴史的町並みに異物が侵入している。拡幅されたメイン通りは、かつての情緒がまったく感じられない。