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概要

chiisanamachi

15大会後、地元テレビ局のニュ-スで「なぜ市・県は後援を拒否したのか」と取り上げられることとなったのである。鞆の浦大会は松居さんが想像した以上に市に波紋を投げかけたようだ。●2003年の新春メ-ル2001年11月、国土交通省は「埋め立て申請」には地元利害関係者※8の100%の同意が必要であるという見解を示した。2003年の新春に松居さんからメ-ルが届いた。「現時点では同意100%は不可能だと思います。ですが、まだまだ気はゆるめられません」と。福山市長と広島県知事が昨年末に会談し、国の2004年度予算概算要求ヒアリングの期限となる今年7月末までに最終結論を下すということを決めたという。住民の100%同意が得られない場合は計画を断念するというのである。住民の利害関係者は20軒あり、そのうち16軒が同意、4軒が反対している。福山市は全員の同意はむずかしいとしながらも、市の幹部の中には100%同意が得られなくとも、計画推進の道を探るべきだと主張する者もいて、楽観は許されないと松居さんは警戒している。●自分のまちに誇りがもてることこれからのまちづくりは、地域の人たちが、その地域に住むことに自負と誇りをもち高めていくこと※8 利害関係者とは、埋め立て架橋事業を進めるための排水管利用及び境界線確定の同意が必要な土地の所有者等をさしてい。「鞆町鞆江浦町浦方廻」名義の共有地について、100%の同意が取れていないことが判明している。