ブックタイトルchiisanamachi
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155日本酒が飲めない私にとって、1999年9月に初めて訪れたとき、西条が灘、伏見と並ぶ“日本の三大銘醸地”という意識はなかった。西条は広島県の中央に位置し、周囲を500~600mの山で囲まれた標高200~250mの高原盆地である。西条の地名は条里制にちなむもので、盆地の中心部で東西に分かれていたと推定されている。8世紀、安芸国府が西条に置かれ、国分寺が建立されたといわれる。中世に入って東条、西条の地を一括して東西条と呼ぶようになるが、戦国末期の16世紀後半から東西条の呼称は少なくなり、盆地一体を西条の名で呼ぶことが多くなったという。■Chapter 14西条さいじょう(石川県)赤と白で彩られた酒造りのまち