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172わずか18軒の屋台に4年目2004年の1年間に17万人の来客があった。その盛況ぶりは、坂本さんたちが組み立てたコンセプトと確かな戦略があったからなのである。屋台について海外から国内まで徹底した事前調査をみっちり行っていること、常識を疑い先入観を捨て、デ-タを集めて科学的な論理を組み立てていること、これらのことが北の屋台の成功に結びついている。これを坂本さんは小学生のころから取り組んでいるマジック(手品)の思考法※5を活用したものだと語っている。いきぬき通りを歩く坂本和昭さん。今度は6月に来てアスパラを食べてほしいと誘ってくれた。※5 マジック(手品)とは通常ではありえない不思議な現象を見せて驚きと楽しさを味わってもらう芸能である。一見すると不可能と思われることを科学的な理論と技術によって現実の世界に表出させる。北の屋台も寒い気候、法律の規制から無理だと言われたが、検証し研究し、理論を組み立てれば必ず方法は見つかる信念があったという。