ブックタイトルchiisanamachi

概要

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186まちを案内するボランティアガイドの女性に、拡幅後の景観は残念だと正直に言った。もちろん有備館がまちの大切な宝であることを付加することも忘れなかった。別れ際、その女性は夫が町長であることを私に告げた。㊤ 二の構橋。ピンコロ石で舗装された歩道に木造の箱状の欄干がベンチを兼ねている。二の構（かまえ）とは、城下に造られた土塁のことである。町の外郭に築かれた土塁が一の構。城直下の東・南面に高さ3m、幅6mの土塁を鉤形に長さ500mにわたって築いたのが二の構である。下を内川が流れる。内川は伊達政宗以前250年前ころ大崎氏支配下に造られた農業用水路である。㊦ 本通りから小路を入ったところに偶然見つけたそば屋「いろは」。看板も暖簾も何もない。店内は午後1時過ぎても満席だった。