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概要

chiisanamachi

192美濃和紙の現代化の可能性を探る意図をもって開催されたのが「美濃和紙あかりア-ト展」である。平成6年(1994)が第1回、今年(2006)で13回目となる。1300年の伝統を誇る美濃和紙を使用したあかりのア-ト作品をプロ、アマ、国籍、年齢を問わず全国から広く募集し、美しさを競うイベントである※5。町並みと産業を活かした、この日本一のイベントを運営する人たちがパネリストに並ぶシンポジウム※6に参加した。気になることがあってフロアから発言したが、納得できる応えが返ってこなかったことが残念であった。「和紙をイベントの短期間だけでなく、日々の生活の中に取り入れていくべきではないか。美しい町並みの家には内に入るとガラス戸である。身近な生活の中に障子があるという空間がいいのでは※5 卯建のあがる町並みにあかりを灯す作品が並べられた光景は、幽玄の美で魅了されるという。回を重ねるごとに盛況になり、出展数は1回目の8倍、訪れる人は10倍までに成長しているらしい。※6 2005.9.17第28回全国町並みゼミ美濃大会・第4分科会「美濃和紙あかりア-ト展と美濃・紙の芸術村」。江戸時代開業の元町医者の医院であった山田家住宅で開催された。全国町並みゼミは、毎年会場を代えて開催されている。本年は福岡県八女市2006.10.6~8一番町の道幅は4間≒7.5m。ゆったりしている。江戸時代中期の拡幅といわれる。