ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

chiisanamachi

199西尾は城下町として総郭型※1と呼ばれる環濠集落のような構造形態であり、城下に武士、商人、百姓が混在する特異な都市構造であった。商人町は南北の通りの本町と中町・肴町、これに直交し3町をつなぐ横町から形成されていた。●道路拡幅に伴い百貨店を新築横町は道幅一間二尺の狭い街路だったが、大■Chapter 21西にし尾お(愛知県)旧井桁屋は、なぜ壊されたか※1 矢守一彦は『都市プランの研究』(昭和45年11月 大明堂)において、城下町プランを変容過程から考察し5つに類型化している。総郭型は総郭あるいは惣構えとよぶ濠・土塁で城下町全体を囲む構造であり、城下町の初期の形態であるとしている。その典型が西尾であることを解説している(P248~261)。西尾市は人口10万6千人。岡崎、豊橋を合わせて三河三都と呼ばれた時代があった。