ブックタイトルchiisanamachi

概要

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56■Chapter 5黒石くろいし（青森県）公有私用の「こみせ」と「火の見櫓」建築士会の全国大会に2回目※1の参加をした平成7（1995）年の青森大会のことである。青年委員会の個性豊かな面々15名と、上野駅から夜行列車に乗り込んで宴会騒ぎ然として出発したが、青森に行くなら、どうしても訪れてみたいところがあった。奥羽本線のブル－トレイン鳥海が青森に着く一つ手前、弘前駅に降りて、弘南鉄道でコトコト揺られて29分の終着駅･黒石である。●「雁木」と「こみせ」の違い黒石は「こみせ」がある街として、その名を知っていた。新潟県では「雁木（がんぎ）」、青森県では「こみせ」と呼ばれる雪国特有の建築空間である。雪から歩行を可能にする軒先の空間が、リニアに■Chapter 5黒石くろいし（青森県）公有私用の「こみせ」と「火の見櫓」※1 初めての参加は、前年、平成6（1994）年愛媛大会（松山市）である。静岡県建築士会が第2回まちづくり賞を受賞し、その大賞選考会に発表者として参加した。（惜しくも大賞は逸す）