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59わらずに、なぜ持続されてきたのか、北原教授は、その疑問に一つの答えを与える事実があることを述べている。江戸時代の黒石を記述した古文書に「こみせ」は〈公有私用〉の空間であると記されているというのである。すなわち、嘉永6(1852)年に作成された『屋敷間敷歩割下帳』には、敷地面積によって課税するための各家々の間口と奥行きが正確に書かれているが、「こみせ」は敷地面積としてカウントされていないのである。「こみせ」は構造的にも形態的にも明らかに建築物の一部であるにもかかわらず、「公」空間として見なし、課税対象から外されていたということである。私有地でありながら課税を免除することは、当然他の2日目、こみせ通りで行われた黒石消防200年特別観閲式.2001.9.9こみせの屋根で纏振り