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68■Chapter 6丹波たんば篠山ささやま（兵庫県）市町村合併に求められるもの●丹波杜氏のル－ツ昔の丹波の国は、現在の兵庫県と京都府にまたがっていた。明治元年、丹波は柏原かいばら・篠山・福知山・園部・山家やまが・綾部・亀岡の7つの藩があった。明治4年に柏原・篠山・福知山の3藩は豊岡県に、他の4藩は京都府に編入され、さらに明治9年に柏原・篠山は兵庫県に、福知山は京都府に編入され、現在のかたちになった。丹波篠山は旧青山氏5万石の城下町であった。この地方の農業は､冬の冷え込みが厳しく低温期が長いため､一毛作しかおこなえない。そのため農作物は自給を主流とし商品としての流通経済の対象にはならなかった。したがって、農業よりは養■Chapter 6丹波たんばささやま庫県）市町村合併に求められるもの