ブックタイトルchiisanamachi
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9ポジウム・反対決議を行ないながら時が過ぎていく。●外部からの支援と連携平山郁夫、太田博太郎といった広島県出身の文化人らの反対声明に加え、計画反対派の住民たちは外部の人たちとのネットワ-クを広げていった。96年3月に福山市がまとめた鞆地区まちづくりマスタ-プランは、ずっと懸案となっていた重要伝統的建造物群保存地区選定※3と埋め立て架橋が両立したプランだった。広島県も港湾遺構の焚場を埋め立て予定地から除外し、2haに縮小する案を提出した。重伝建については1983(昭和58)年、稲垣栄三東大教授が選定のための町並み調査を行っている。それを受けて当時の文化庁は港湾施設と町並みを一体的に保存・選定する方針だった※3 市町村が都市計画として保存条例に基づき伝建地区として決定した後、国が重伝建地区として選定する。2002年末現在全国で61地区の重伝建地区が選定されているが、静岡県はゼロである。手こぎ舟から常夜燈を見る