ブックタイトルchiisanamachi
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chiisanamachi
93連ねる界隈が存在するような都市ではないと思っていた。名古屋にも戦災を免かれ、町家や細街路が地域の歴史を感じさせてくれる場所※2があった。その一つが「四間道」(しけみち)である。●四間道は町を分ける境界名古屋は、区画整理によるヒュ-マンスケ-ルを逸脱する広い道路により整然と計画された都市であると同時に、地下街が発達した都会でもある。JR名古屋駅を降りて、真正面の地下街をまっすぐ歩いて15分ほどで「四間道」に着くことができる。桜通りの堀川に架かる桜橋に立つと、「四間道」がどんな歴史性を秘めているか、雰囲気をつかむことができる。堀川から1筋目の通りが大船町筋※2 名古屋市東区白壁町・主税(ちから)町・撞木(しゅもく)町も戦災から免れた地区である。四間道の東側を見る。伊藤家の土蔵が連なる。これらの土蔵は道具、食糧、衣裳などの保管で、商品を保管するためのものではない。